2021年選抜高校野球大会・優勝予想
春の高校野球大会に出場する32校が決定しました。
昨年の大会は新型コロナの影響で残念ながら中止となってしまいましたので、3月19日の開幕がとても待ち遠しいです。
先日の出場校紹介に続き、本日は優勝候補紹介と優勝予想を行いたいと思います。
注目校
大阪桐蔭
春の近畿地区大会では、智弁学園に完敗した大阪桐蔭ですが、個々の選手の実力と選手層は全国トップレベル。今大会も間違いなく優勝候補の一角に名前が上がるでしょう。
今大会の大阪桐蔭の売りは何といっても左右二枚看板の投手力ではないでしょうか。
150キロ左腕の松浦投手。
最速154キロ右腕の関戸投手。
左右両投手が150キロを投げるチームは他にありません。
秋までのエースは左腕の松浦投手でしたが、どちらがエースナンバーをつけてもおかしくない実力があります。
打撃の方も例年通り破壊力は抜群であり、近畿地区大会では決勝以外は対戦相手を圧倒していました。
伝統の打撃力とプロ注目の左右二枚看板、今大会は大阪桐蔭を軸に展開していくのではないでしょうか。
健大高崎
関東地区優勝校。
例年は総力で相手チームを攪乱する試合運びがうまいチームでしたが、今年の健大高崎は違います。
圧倒的な打力のチームに仕上がっています。
チーム総本塁打数200本以上。上位打線から下位打線まで、にとどまらず、ベンチ入りメンバー全てが本塁打を記録するというとてつもない打撃が魅力のチームです。
打って打って打ちまくって勝つ!
甲子園初出場時の常葉菊川の攻撃的野球も素晴らしかったですが、今年の健大高崎はそれ以上のインパクトを与えるかもしれないですよ。
そしてもう一つ注目なのが、秋の群馬大会、関東大会はケガで出場出来なかったエース右腕の今永投手が復帰したことでしょう。
最速145キロのプロ注目の投手の一人で、180㎝の高身長から投げ下ろすストレートは威力が抜群です。
圧倒的な打撃力+プロ注目のエース、弱いわけがありません。
不安要素としては、2番手以降の投手力が若干(ホントに若干ではあるが)落ちる事。それでも、関東大会の強豪校を抑えてきているので素晴らしいとは思いますが…。
市和歌山
近畿大会ベスト4ではありますが、全国屈指の強豪校である智辯和歌山に新チーム発足後負けなしという素晴らしいチーム。
市和歌山の売りは、なんといってもエース右腕の小園投手。
世代屈指の本格派右腕であり、秋のドラフトでは上位指名間違いない逸材。
最速152キロのストレートはもちろん、変化球も一級品で、小園投手から大量点は望み薄ではないでしょうか。
また、打撃では主砲の松川捕手も飽きのドラフト候補の大型捕手です。中学時代から小園投手とバッテリーを組み、呼吸・信頼関係は抜群です。
センターラインを中心とした堅い守りから、少ない点を守り勝つ、抜け目のない強力なチームです。
中京大中京
東海地区優勝校。
昨年のチームは世代最強チームとして公式戦負けなしでした。エースの高橋投手がドラフト一位で中日ドラゴンズに入団しましたが、その高橋投手に負けず劣らず、むしろそれ以上の逸材ではないかと評判なのが、今年の中京大中京のエース畔柳投手。
最速150キロの右腕。U15日本代表にも選ばれた世代屈指の好投手。177㎝80㎏のがっちりとした体格から投げ込むストレートは威力抜群。
その畔柳投手に続くのが左腕の柴田投手。ストレートの最速は130キロほどですが、左腕特有のキレと、抜群の制球力で、東海大会でも大活躍でした。
打撃の方では、上位下位ともに機動力とパンチ力が脅威。長打は少ないものの鋭いスイングからの球足の速さは他を圧倒するほど。
投手陣が少ない失点で試合を作っている間に、コツコツと確実に得点を重ね、終わってみれば圧勝、そんな試合展開で優勝まで駆け上がってしまうかもしれないですね。
県岐阜商
東海大会では中京大中京に決勝でサヨナラ負けを喫してしまいましたが、実力はむしろ県岐阜商のほうが上ではないかと思っています。
鍛治舎監督が就任して、古豪復活ののろしが上がり始めましたね。
県岐阜商の注目は投手陣。
最速140キロのエース左腕の野崎投手。スライダー・カーブ・チェンジアップなどの変化球の精度が抜群で、打者の内角へのクロスファイアも脅威です。
右腕では最速142キロの松野投手。182㎝80㎏の堂々とした体格から投げ込むストレートは、球速以上の迫力があります。秋の下半身強化を経て、甲子園での自己最速更新も期待できます。
打撃は全国トップレベルの飛びぬけた選手はいないものの、すべての選手が鋭い振りと安定したバットコントロールがあり、どこからでも得点できるスキのない打線です。
中京大中京の強力投手陣も打ち込んでおり、チームとしての打撃力は強力です。
甲子園でも優勝候補の一角に名前が上がるでしょう。
仙台育英
東北地区優勝校。
東北大会を打力と投手力で他校を圧倒し、甲子園でも優勝候補の一角にあげられることでしょう。
エースはプロ注目の右腕・伊藤投手。最速147キロのストレートを中心に変化球も多彩。
最速142キロの二番手投手の松田投手も、力のあるストレートを中心にチェンジアップなどの変化球も多彩で、仙台育英でなければ堂々エースナンバーを背負うことが出来る好投手です。
左腕では、182㎝の高身長の千葉投手も期待大。まだまだ実力的には先の2人には及ばないが、持っているポテンシャルは十分であり、一冬超えてどこまで成長したか楽しみな投手です。
打撃は吉野選手を中心とした強力打線。
守備の要の木村捕手を中心としたスキのない守備も自慢で、甲子園でも注目の一校です。
智弁学園
近畿地区優勝校。
決勝の大阪桐蔭戦での圧倒した戦い方は甲子園でも優勝出来る力が十分にあると思いました。
注目は1年時からエースナンバーを背負う左腕の西村投手。スリークォーターからキレのあるストレートと多彩な変化球。
そして、最速144キロの本格派右腕の小畠投手。U15日本代表にも選ばれた好投手で、スライダー、チェンジアップと変化球の切れも一級品です。
四番の山下選手を中心とした機動力がありどこからでも得点できる打線も魅力。プロ注目の前川選手やU15日本代表経験もある酒井選手など、全国的にも実力上位の強力打線。
近畿地区大会のように、一気に頂点まで駆け上がることも夢ではないでしょう。
優勝予想
それでは、私の個人的な優勝予想を発表したいと思います。
《本命》
・中京大中京
《対抗》
・健大高崎
《あるかも》
・大阪桐蔭
・県岐阜商
こんな感じじゃないでしょうか。
上で紹介した以外にも、中国地区大会優勝校・広島新庄、九州地区大会優勝校・大崎、近畿地区の・天理など優勝してもおかしくない実力校だらけです。
3月19日の開幕が待ち遠しくてたまりません。
コメント
大阪桐蔭だと思います。